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成功したいのなら必死に働くのをやめよう

2019年1月9日

最近、仕事に対するモチベーションの低さが危険水準に達しています。自分でも今の仕事をそう長くは続けられないと認識しているのですが、自分で自分の背中を押し切ることができずに、未だに仕事をしています。しかしそうはいっても、すでにやる気のない状態で仕事をしても、質もかなり悪いものとなっていて、それが罪悪感や無為感となり、そしてそれがさらなるやる気のなさを呼び込むという負のループに陥っています。

このように時間をかけてゆっくりと失われたモチベーションというものは自然に回復するものとは思えません。これを回復するとなったら、何か大きな心境の変化または状況の変化が起こらない限り無理でしょう。具体的には上司と腹を割って話し合って自分のやりたいことや上司が期待することを再確認したり、その上で違う仕事に割り当ててもらうなど、そういう大きめの変化です。それができなければ、この職を去るしかないのかもしれません。そしてそれもできない場合、時が過ぎるのを待ち、状況がよくなることを祈るばかりです。しかし「耐える」という選択を一度すると、これから何度も同じ選択を余儀なくされる恐怖感もあります。自分を律したり、時には忍耐も必要なことだと思いますが、それってあくまで成長したい、この仕事をやり遂げたいといった心から出るやる気が伴った時に自然にすることなのかなと思います。自分の心と体が危険のサインを送っているのに、それを無視して耐え忍ぶだけが目的の人生になってしまうのは、僕は絶対に避けたいと思っています。

そんな中、ネットで表題の文章を拝読したので、それを紹介したいなと思います。

原文は英語でこちらにあります。そこまで長い文ではないのですが、なぜか読んでいて強いメッセージを感じました。Forbesは日本語版もあるのですが、本稿を書いている時点ではこの文章は和訳されていなかったので、私の訳という形で引用させていただきます。もしも本家から日本語版を公開していただけるならば、私の拙訳はここから削除し、そちらへリンクさせていただく所存です。

著者はLiz Ryanというアメリカの女性です。彼女は人事のスペシャリストで、Human Workplaceという会社のCEOであり、人事や転職に関する様々な執筆や講演などの活動を行っていますが、人事というフィールドで活躍される元はオペラ歌手だったという多才な方です。

前置きはこのくらいにして、Liz Ryan氏の文章を紹介しましょう。

成功したいのなら、必死で働くことをやめよう(和訳文)

子供の頃、目標を達成するために一生懸命働くのだと言われて育ちました。

大人になるにつれ、私の周囲の人ばかりでなく世界中の多くの人々が、身を粉にして必死に働いても、それでもまだ自分の望む人生を手に入れられていないという現実を目の当たりにします。

「勤勉は成功をもたらす」という古い格言があります。昔は仮にそうだったとしても、今ではもはや真実ではありません。

小さい頃から、他の人々の目標達成のために尽くすことが自分の目標達成にもなると思い必死に頑張りました。学校の成績表にズラリとA(最高評価)を並べることが大事なことだと思っていました。

周囲の大人や権威のある人物を喜ばせることが最優先課題であると、教えられてきたからです。

しかしそうではありませんでした。

私は、自分自身を喜ばせることを考えたこともありませんでした。多くの人がそうではないでしょうか?

私たちは、目標に捉われ過ぎています。

目的志向でありながら、自分の目的に疑問を抱くことはしません。

「私の目指す目標の先にはなにがあるのか?今必死に目指している目標は、本当に自分にとって最善のものなのか?」

「誰かが決めた目標に固執しなければ、今とは全く違う、より壮大な人生とキャリアのビジョンともいうべき目標が見えたのではないか?」

会社の目指す目標に向かって必死に突き進むとき、本当に前に進んでいるような気になります。しかし本当にそうでしょうか?

あなたが必死に働いている時、それは本当に自分自身の目標に近づくためですか?それは他の誰かの目標ではありませんか?私たちの多くは、仕事へ行き、自分で選んだわけでもない道のりをトボトボと歩んでいます。

必死に働いている時、あなたはただ働いているだけで、幅広い視野で考えていないのです。

必死に働き、ToDoリストにチェックを入れている時に、まだ見ぬ人生の可能性を想像することなどできません。突拍子もないけどワクワクするアイディアは、自分の心を自由にしてあちこちを彷徨う時に出てくるものです。あくせくToDoリストと片付けている時にはできません。

ToDoリストは、どんなにがんばっても短くなることはありません。むしろ、片付ければ片付けるほどリストは長くなるのです。ToDoリストと格闘していても、成功に向かうことはできません。では成功への道のりとは何なのか?

成功は、今とは違った方向性の先にあります。

もちろん、自分の描いたビジョンを実現するために必死で働くことはあります。しかしそれは、昇進するためやいい評価を得るためにがむしゃらにする仕事とは違ったものです。

これがどんな違いをもたらすのでしょうか?

あなた自身の人生です。

自分の生きた証をどう残すのかは、決めるのはあなたです。

成功への最初のステップは、がむしゃらに働くのをやめ、ストレスを解消し、自分の心を自由に彷徨わせることです。

それは自転車に乗っている時かもしれませんし、お風呂に浸かっている時かもしれません。心の束縛を解き放ち、「もしも自分の人生が100%自分次第だったなら、自分は生きている間に何をしたいだろうか?」こう問いかけるのです。

100%あなた次第なのです。それが逆に怖いと思うかもしれません!

「そんな夢は忘れろよ、現実的じゃないから!」と、あなたの心の中で邪魔する声が聞こえてくるでしょう。だから大きな夢を描くには勇気が必要なのです。

夢というのは、現実的はないのです。少なくとも描いている時点では。実現した夢というのはどれも、最初は途方もなく、非現実的なものだったのです。しかしそこから物事が動き始めるのです。

あなたの仕事は、まずは自分の将来のビジョンを心に描くことです。

そしてそのビジョンを磨きあげて、実現するための方法へと落とし込んでいくのです。

あなたの親や会社が決めた小さな階段のような目標は、本当のあなたの能力と価値にそぐわない、退屈なものです。

がむしゃらに働くのをやめて、あなた自身の将来をいまよりも明るい色で想像して、それをあなた自身へのプレゼントにしてください。

あなたが送りたい人生の物語を書いてください。そしてそれを自分の頭の中で映像化するのです、それが夢を実現するための第一歩です!

Liz Ryan

「私はFortune 500企業でHR(人事)の上級役員を1千万年務めました。しかしHRという言葉を聞いたことすらない頃はオペラ歌手でした。会社の世界で上に上がれば上がるほど、行動はよりオペラのようになりました。1997年にシカゴ・サン・タイムズに職場に関する問題について執筆を行い、現在はLinkedInとForbesで執筆を行い、人々の仕事を刷新するHuman Workspaceというムーブメントをリードしています。
Liz RyanはHuman Workspaceの創業者・CEOであり、Reinvention Roapmapの著者です。

僕なりのコメント

Lizのメッセージについてどう思われましたか?

絵空事と思われた方もいるかもしれません。

そのようにする義務などどこにもありませんが、この手の話を真に受け、その通りに行動に移すのは並大抵のことではありません。

非現実的な絵空事だと感じられる方も多いのではないでしょうか?

しかし僕は、常に意識していなくてはいけないことだと思いました。

おそらく、若い頃の僕はこんなもの絵空事だと感じていたと思います。しかし人生の半ばを迎えた今、このメッセージを真剣に受け止めています。本来ならば、将来に対する希望が大きい若い時にこそこういう話を聞き入れて、歳をとるにつれて思考が硬くなり拒否しそうそうなものですが、僕の場合は逆のようです。

今が仕事がうまくいっていない時期というのも関係あるかもしれません。

最近よく思うのですが、若い頃はスキルを覚えたり、職場で生き残るために必死で頑張ったりしてきました。若い時は、人生まだまこれからだと感じているからこそ「今ここで頑張らないと、残りの長い人生もっと苦しむんじゃないか」という不安感に駆られていた気がします。

それが歳を重ね、人生の半ばを迎えた今、スキルの習得やサバイバル(職にあぶれないこと)に対する不安感が徐々に薄れ、それ以上に「このままこの仕事だけの人生をずっと続けたいだろうか?」と問いかける機会が増えました。

今後どのような決断をするか、まだ決めきれていませんが、そろそろ次の転機を控えている気がしていて、そんな時はこういう考えを意識しながら前に進みたいと思います。

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