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辛い食べ物に慣れる方法

2017年3月30日

タイ料理といえば「辛い」というイメージが強く、「おいしいそうだけど辛すぎて食べられない!」という方も多いと思います。今回は僕自身がタイで暮らした経験から、辛い食べ物に慣れる方法を紹介しようと思います。

暑い国の料理が辛い理由

タイ料理をはじめとして、暑い国の料理には唐辛子が多用されていますが、これは

  • 辛いものを食べると発汗が促され、体温を下げる効果がある
  • 傷みやすい食品の保存性を高めるため

ためといわれています。

辛いものを食べると体温が上がりそうなものですが、実際には汗が噴き出すことで体温が下がるようです。

アジアとは真逆にあるペルーの料理もタイ料理と同じような辛さで、なるほどと納得したものです。

逆に寒い国の料理で激辛料理とかみた記憶がありません。韓国料理は辛いともいえますが、韓国料理の赤い唐辛子の辛さとタイの緑の唐辛子の辛さって別のモノなんですよね。

どうしたら食べられるのか

僕は以前は辛いものは全くダメだったのですが、今では克服して「かなりいけるレベル」になることができました。

とはいえ、ただ辛いものばかりを食べていたら慣れたというわけではなく、まずはタイ料理の辛さを体で覚えるところから始めました。

一番辛いのは小粒で青い唐辛子

辛いものというと一味唐辛子や鷹の爪のような赤い唐辛子を思い浮かべるかもしれませんが、赤い唐辛子よりも緑色の唐辛子の方が辛く、さらにいえば大きなものよりも小さなもの、そして乾燥した唐辛子よりも生の唐辛子の方が辛いという傾向があります。

なのでシシトウみたいに大きなものはそこまで怖くありません。

火を通すと辛さが和らぐ

唐辛子は火を通すと辛さがだいぶ緩和されます。

日本でもお馴染みのガッパオ(ひき肉のバジル炒め)なんかもそうですが、あれはけっこう唐辛子が入っています。しかし強火でさっと調理すると、唐辛子のいい香りだけが残って最高のハーブになります。

似たような料理としてパットプリックというものがあります。パットは「炒め」、プリックは「唐辛子」で「炒め唐辛子」という料理名になるのですが、火が通っているためそこまで辛くはありません。

口がヒリヒリ痛くなるほど辛いのは、たいていが火を通していない生の唐辛子です。ソムタム(パパイヤサラダ)とかヤムウンセンとかに入ってるヤツですね。

あとはトムヤムクンなどのスープに入っている唐辛子もそうです。あれはスープを煮るときには唐辛子を入れず、食べる前に生の唐辛子をドサッと入れるので辛いことが多いです。スープは熱い液体なので、辛さが口の中に広がり痛みも倍増します。

真犯人は種の部分か?

辛い時は大体パニックになっているのでよくわからないのですが、唐辛子の辛いのは皮とかではなく、種とかつぶれた種の中から出たエキスのようなものなんじゃないかと思っています。

ソムタムは唐辛子とパパイヤをコンコンと潰しているので、辛いエキスがソースの中に染み出していて辛さが倍増するのだと思います。

辛い時はとにかく待とう

辛いものを食べて口の中がビリビリと痛くなってしまった時はどうすればいいのでしょうか。残念ながら、この痛みを即座に和らげてくれる方法はありません。

「スーハースーハー」と口で呼吸をしながら耐えることくらいしかありません…

しかしだいたい数分で落ち着きますし、この繰り返しによってのみ辛さ耐性が身につくのだと思っています。

次第に慣れてきて、辛さで汗が引き出すのが快感になるようになるでしょう。

しかし慣れるまでには時間もかかるので、もう少し即効性のある方法を紹介しましょう。

辛い時は飲み物を飲まない!

辛いものを食べて口の中が痛い時はお水を飲みたくなりますが、これは逆効果です。

水分が口の中に染みわたると同時に、辛さのエキスも口の中いっぱいに広がってしまうからです。

もっと痛くなるのでさらに飲み物が欲しくなり、飲み物を飲めばさらに口の中にからさが広がるという負の連鎖になってしまいます。

僕も以前、あまりの痛さにコーラの小瓶を一気に3本空けてしまったことがありますが、効果はゼロでした。むしろコーラの甘さによって唐辛子の辛さが引き立ってしまい、余計にきつかったです。

これはタイの人も言っていましたが、彼らも辛いときには飲み物を飲まないように意識しているそうです。

ベタベタに甘い飲み物や乳製品はOK

水やコーラは逆効果でしたが、練乳入りのミルクティーとかコーヒーとかであれば辛さを和らげてくれます。ベトナムコーヒーとかタイミルクティーなどが効果的です。激甘なのが苦手な方も多いですが応急処置にはなります。

あとタイ料理ではありませんが、インド料理のラッシーなんかも効果的です。

飴が効果的

これもタイの人に教えてもらったのですが、飴を舐めるのは効果的です。飴を舐めているといつもより早く辛さが過ぎ去ってくれます。オススメはタイのコンビニに売っている小さい缶に入ったHALLSです。

一粒一粒も小さいのでからさを和らげるのに最適です。タイに旅行中はいつもカバンに忍ばせておきましょう。

タイの人でも辛いものは辛い!

最後は心構えみたいなものですが、タイの人でも辛いものを食べた時は辛いそうで、涼しい顔をして激辛料理を食べているタイ人も、じつは僕らと同じように痛いのを我慢しているそうです。

ただその感覚に慣れているからパニックを起こさずに耐えられるのだそうです。

辛いものが大好きな妻でさえ、辛いものを食べれば口の中が痛くなり耳から湯気が出るような感覚になるといっています。でも逆にその感覚を楽しんでいるのだといっていました。

最初はなんのことだかわかりませんでしたが、僕もしばらく経ってからその感覚がわかるようになりました。なんというか、頭の中が火照って、熱が耳から噴き出すような感じなのです。

今では「タイ人はこれを楽しんでいるのか」と思い、一緒に楽しむように努めています。またタイの女性の場合、生理前などで食の嗜好が変わる時に急にこんな感覚を味わいたくなる時も多いようですよ。

他の国ではチョコレートとか甘いものが欲しくなるという話をよく聞きますが、「所変われば品変わる」ですね。

翌日お腹が痛いので注意を

そして最後になりますが、辛いものを食べた翌日は大体お腹の調子が悪くなります。お腹の調子が悪いというよりは、お腹よりももっと下… いってしまえばお尻が痛くなります。

唐辛子が消化器を通るときに痛みをもたらすようです。

それが体に悪い影響があるのかは分かりません。それに何年経っても慣れることはないようです。まあ便秘の対策になっているのかなと前向きに捉えてはいますが… そしてこれに関しても、タイ人も全く同じだそうです。

タイ人の妻でさえ、何かイベントごとや飛行機に乗る前日などは辛い料理を食べないようにしています。なので旅行の日程とも相談しながら食べ物を選ぶのもコツの一つですね。

 

 

最後にタイの動画を一つ紹介しましょう。これは「辛さを全く感じない男」の動画です。

このタイ人男性は辛さを感じる神経がないらしく、生の緑の唐辛子何十個もほおばってガリガリと飲み干していきます。しまいには、すりつぶした唐辛子を顔に塗りたくったり唐辛子風呂に入ったり… 恐ろしいです…

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