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ドコモオンラインショップで購入できるSIMカードに期待できるのか

2020年3月28日

日本の携帯電話回線のシェアナンバーワンのドコモが、先日(2020年3月26日)からドコモオンラインショップでSIMカード単品のみを販売を開始しました。

この商品は、通信料金と端末代の完全分離を義務付けた改正電気通信事業法に対応するためのものと見られますが、それがオンラインショップでも購入できるようになったのですが、ドコモのSIMカードのみ契約がどのようなものなのでしょうか。

ドコモの「SIMのみ契約」とは

基本的には読んで字の如く、SIMカードのみを購入して、それを自分のスマホ入れて使うというもので、MNVOサービス(格安SIM)と同様です。

https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/sim-card/

さらにオンラインショップならば、来店不要、送料、購入代金、事務手数料がすべて無料で初期費用ゼロで加入できることをセールスポイントとしています。

気になる料金プランですが、2020年3月現在、ギガホとギガライトという二つの料金プランを提供しています。

https://onlineshop.smt.docomo.ne.jp/sim-card/index.html より引用 (2020/03/28のもの)

 

  • ギガホは大容量プラン。いろんな割引を利用すると最大6ヶ月額4980円
  • ギガライトは安価なプラン。いろんな割引を適用してデータ量を1GB以下に抑えた場合、月額1980円

 

一見すると、「お?今よりも安くなるかも」と思うかもしれませんが、皆さんご存知の大手通信キャリアお得意の数字遊びです。

パッと見るとおトク感のある価格を提示していますが、「定価」は全然安くなく、そこに複雑怪奇な割引や条件を組み合わせて、見かけ上の月額料金が安くなる期間を作り出し、最も安くなった部分をあたかも実質上の価格であるかのように見せかけるという、もともとソフトバン●が得意とする手法ですね。

まず最初の条件は、「ご家族3回線以上がドコモなら1人あたり」とあり、この時点でハードルが爆上がりします。

「パパ、ママ、子供のみんなでドコモにしよ」という家庭内協定が作れなければ上記の価格では利用できません。

次の条件はdカード支払いまたは2年定期契約です。

dカードは単なるポイントカードの類ではなく、クレジットカードです。年会費無料の「dカード」と、年会費10,000円の「dカードゴールド」から選べます。

クレジットカードなので当然審査がありますし、むやみにクレジットカードを作って支払いを複数のカードに分散してしまうと管理が面倒になりますよね。携帯代の割引を受けるためだけに新しいクレジットカードを作るのはイヤだなぁ、ってドコモの中の人だってそう思う人の方が多いんじゃないかなと思っちゃいますよね。

そこで「dカードがイヤなら2年定期契約もあるよ」とくるのです。いわゆる2年縛りですね。かつては「解約金」が1万円ほどかかっていましたが、今は1000円になったそうなので、ここはせめてもの救いですね。ちなみに解約金の引き下げ、総務省の指導で実現したそうですよ。

そしてギガライトについてはデータ量が1ギガまでとあり、ページ下部には小さい字で

「*5 毎月のご利用データ量に応じて金額が変動します」
(あえて大きくしてみた)

とあります。通信料が1ギガを超えると料金は上がり、7ギガ使用すると月額5980円にまで上がります。1980円と思って始めたのにこんなになるなんて…

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総務省の肝いりで施行された改正法に対応したドコモ純正のSIMのみプランということでかなり期待したのですが、ここまで見てきたら

「所詮、大手キャリアは大手キャリアだったか」

と激しく落胆しましたし、総務省があれほど複雑な料金体系の是正を求めても変わろうとしないやり方に、大手企業のエリート様たちが「既得権(インフラ)こそが正義。明朗会計だの信頼なんざママゴトだ」とか「大人のいうことなんか信じるなよ」と大衆に諭してくれているのかとさえ思ってしまいます。

というわけで、僕の個人的感想としてはこのドコモのSIMカードのみは現時点では「ナシ」だと思います。

本来あるべき携帯電話サービスとは

さんざんダメ出しをしたのですが、では携帯はどのようなサービスがいいのでしょうか。

僕の意見としては、現状ではMVNO、いわゆる格安SIMの一択だと思っています。大手通信キャリアから脱出することが最優先課題で、それさえできればとりあえずどの格安SIMでもいいと思っています。

なぜ格安SIMを推すのかというと、それはズバリ

安くてわかりやすい料金体系という、大手通信キャリアと真逆の商品を提供しているから

に他なりません。

データ量3ギガくらいなら月額1500円前後で利用できます。もちろん複雑な割引や縛りもない単純明快な料金体系です。

通信回線は大手キャリアのインフラを使っているのでつながりにくいという問題もありませんし、通信は4G(高速通信)です。それにデータ容量をオーバーしても、その月は速度は制限されますが無制限に通信はできます。この状態でもLINEでの通話とかメールとかウェブ閲覧は問題なく行えます。

格安SIMに関しては、「データ容量が少ない、通信回線が遅い、貧乏臭い」といった意見もありますが、僕は全く問題にしていません。

まずデータ容量ですが、まず自宅にブロードバンド回線とWiFiがあれば、自宅での利用は携帯キャリアのデータを使いません。データ通信を使うのは外出先での通信ですが、動画を見まくりでもしない限り、そこまでデータ容量は必要としません。

サービスにもよりますが、例えばLINEモバイルは、ビデオ通話も含めたLINEでの通信、Facebookやツイッター、インスタグラム といったメジャーなSNSでの通信を無制限しているサービスがあります。

自宅にブロードバンドもなく、四六時中動画を観ている人は大手キャリアの大容量のサービスが適しているのでしょう。今は動画見放題とかもありますしね。しかし僕のように、動画は自宅WiFiでタブレットやパソコン、スマホは連絡手段や調べ物という感じで使い分けている人もいると思います。そんな方には格安SIMで十分すぎるほどだと思います。

数年前までは「スマホってなんでもできてスッゲー」とか感動してどこにいっても使っていましたが、今ではスマホばかりいじっていてもつまらないし、歩いている時も人とご飯食べてる時も下向いてスマホをいじるような人を恥ずかしいとまで思うようになり、用がない限りはスマホを取り出さなくなりました。

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通信回線が遅いという不安もあるようですが、僕は全く問題だと思っていません。大手キャリアであっても時間と場所によってはつながりにくいことがあり、大手キャリアでもストレスを感じるときはあるので、それは格安SIMの特定の時間帯など局所的な問題だと思っています。

最後の「貧乏くさい」ですが、これ意外と聞く意見なんですよね。でも僕はまったく貧乏くさいと思ったこともなければ、むしろ90%の人が大手キャリアの使う中で、自分で情報を取捨選択してムダな固定費を削減する方法を選択できるカッコイイ人だと思うくらいです。

百歩譲って貧乏くさいとしても、外からパッと見で格安SIMと大手キャリアを見分けることはできません。スマホの画面左上には通信事業者名が出ますが、ここは回線を提供しているキャリアの名前が表示されます。LINEモバイルを利用していても、利用しているのがドコモ回線ならば「docomo 4G」という感じで表示されます。

格安SIMでも外見では判別できない

 

個人的には、これを「貧乏くさい」ことと思う人の方が知識が豊かでない方だと思っています。

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英語には「A penny saved is a penny earned」という諺があり、よく「塵も積もれば山となる」と意訳されますが、僕はそれよりも「節約はお金を稼いだのと同じ意味」という部分が本質だと思っています。つまり1ペニー(1円)だろうといくらだろうと、お金を節約するというのは稼ぎ出すのと同じパワーがあるということです。商売をやられている方なら強く実感するところではないでしょうか。

携帯電話料金は毎月発生する固定費なので、ここを削減するのは非常に意味があるのです。

月に数千円の節約が年に数万円の節約となり、それを積み立て投資にでも回せば、それこそ数年で数十万円というお金が生まれます。これこそ「チリツモ」じゃないでしょうか。

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月6000円を10年チリツモすると…

 

・・・と気付いたらアツく語ってしまいましたが、僕も菅官房長官と同じく、大手通信キャリアの今のやり方に「思うところ」があるのでしょうね。

かつて総務大臣として通信事業者と関わり、その後も改革を推し進める菅官房長官のこの姿勢は、郵政大臣時代に改革の必要を感じ改革を断行した小泉純一郎元首相と通ずるものを感じます。

ただこれは政治的な考えの話ではなく、誰にとっても個人の生活を確実によくしてくれるサービスなので、利用しない手はないと思っています。

代表的な格安SIMサービス

格安SIMに切り替えるだけで大きな意味があると思っているのでお好みでいいと思いますが、まったくわからないという方のためにいくつか代表的な格安SIMサービスを紹介します。

LINEモバイル - LINEが運営する格安SIM。ドコモ、au、ソフトバンクのどの回線でも選択できる。LINEとメジャーなSNSのデータ無制限プランがある。家族とのLINE通話が無制限でできるので僕はこれを使っています。

mineo (マイネオ) - 早くからドコモ、au、ソフトバンクから選べた格安SIMサービスです。

IIJmio(みおふぉん)- こちらも有名ですね。ドコモ、auから選べます。僕の母親はこれを利用していて、携帯代が8000円から1500円になったと喜んでいます。

MVNOは他にもたくさんありますが、これらの代表的なサービスをまずは検討してみてはいかがでしょうか。

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