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コロナショックや自粛で滅入った時に考えていること

突然すべてを変えたコロナウィルス禍

2019年末には「武漢で肺炎のような症状が」という程度のニュースだったのに、気づいたら世界中に感染が拡大したコロナウィルス 。

「WHOや政府が早い段階でしっかりと警鐘を鳴らしていなかったから」という批判もありますが、少し記憶を辿ってみると、2月の段階ではアメリカでは感染者はほとんどなく、ダイヤモンドプリンセス号での日本の対応を対岸の火事として高みの見物的に批判をしていたともいえるような状況だったのに、それがわずかな期間で今の状況になってしまったわけです。

日本政府だって3月下旬までは東京オリンピックは予定通りに開催できると思っていたわけなのに、今はあちこちで自粛が行われています。解雇や雇い止めにあった人もいれば、自宅待機や自宅勤務を命じられた人も多いでしょう。ここタイにおいても影響は甚大で、おそらく数え切れないほどの人が職を失ったと思われます。

いつまで続くのかわからない

幸い僕たちの住む地域では感染拡大といった状況でもないのですが、外出自粛と自主隔離はいまだに続いています。

不安なのは、この状態がいつまで続くかわからず、仮に自粛が解除されたとしても、再び感染が拡大すればすぐにまた自粛モードに逆戻りとなることです。治療薬が開発されれば状況は大きく改善するのでしょうが、ワクチンの開発は臨床試験などに時間がかかり2年近くかかるともいわれています。

となるとかなりの長期戦を覚悟せねばならず、自粛と緩和のループがしばらく続くのかもしれません。

過去の歴史に思いを馳せてみる

僕はもともと自宅勤務を好む引きこもりタイプですが、それでもずっと家にいると気が滅入りますし、ここタイでは理髪店すらも政府の命令で閉鎖となっているので髪を切ることすらできません。外食もそこまで好きではないとはいえ、たまには好きな店で食べたい気持ちもありますしね。

もともと一ヶ月前に日本に帰国するつもりだったのですが、今(2020年4月)の情勢では長距離の移動をすることすら困難となっています。空港や航空機の利用は自宅に比べれば感染リスクが高い上に、飛行機が予定通りに運行する可能性は低く、そうなると経由地でホテルを求めて移動したりしないといけません。

そして仮に日本に帰れたとしても、今度は空港または政府が定める施設で14日間の隔離となり、そこでの生活は不自由な上にそこで感染するリスクだって普通にあります。さらにいえば、一度日本に帰ったら次はいつタイに来れるかもわかりません。観光ならばいいですが、僕は妻がタイにいるので、一度離れたら次はいつ会えるかわからなくなってしまいます。

こんな非常事態に匹敵する事態ってあるのだろうかと考えてみると、一番しっくりくるのが「戦時下」です。

空襲の恐怖に怯えながら暮らした都市部の人々や、戦地に赴いて文字通り命の奪い合いをすることになった方々のことを思うと言葉もありませんし、ほとんどの人は自分の家族や友人が戦場に送られ、不安感は今の比ではなかったとは思いますが、戦時下であっても疎開先に選ばれるな地方であったり、戦闘に直接参加しない国々やアメリカ大陸など、直接的な攻撃にそこまで怯えない地域もあったと思われます。

今回は医療や新薬開発の現場が最前線で、自粛をして耐える銃後(直接戦闘に関わらない一般国民)は職を失ったり、外出も制限され、医療を受けられない可能性もあり、移動も制限され、娯楽等も控える。そう考えると、この構図ってまさに戦時下なのではないかと思います。

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生き残りに焦点を移せば何かが変わる

不謹慎と思われたら申し訳ないのですが、これを逆手にとって考えれば「これが戦時下ならば、今ここを乗り切ることに集中するしかない」と頭を切り替えることで、少しは重たい気分も軽くなるのではないでしょうか。

直接的な生命の危険が迫った時、お金や高級品などはすべて後回しになるはずです。今を「戦時中」や「甚大な天災」と考えるのであれば、贅沢や商売での成功などはひとまず忘れ、まずは物理的に生き残ることに集中すると、自粛生活のストレスは些細なことに感じられるかもしれません。

好きなときに旅行ができない。外でお酒が飲めない。遊びにもいけないという欲求不満のストレスもあれば、仕事を失うという家計の一大事に直面することもあります。しかし今回の「戦争」においては、食べるものにまで困るという事態は今のところ起きていません。

むしろ現代の日本においては餓死をする方が難しいといわれるほどです。もちろん月々の支払いもできなくなり困ることもあると思いますが、極限状態で生き残れるか生き残れないかにまで視点を下げれば、いまの日本においては生き残れる可能性の方が高いと思われます。

たかがウィルスに大げさだという意見もあるでしょうし、僕自身も最初はそのような考えでした。医療現場の生々しい様子や患者の苦しむ様子が映像として具体的に伝えられることがないので想像がしづらい部分もあります。しかし世界が今の流れに舵を切った時点で、もはや個人の意見を押し通すことは不可能になってしまいました。ならばこのゲームのルールに早く順応して、まずは生き残ることだけを考えるのがベストな動きだと思っています。

戦争の序曲なのかもしれないけど

もしかすると今回の騒ぎはまだ序曲にすぎないのかもしれません。「人類対ウィルス」という今の構図は今後、「アメリカ対中国」に姿を変えはしないかと不安に思う気持ちはあります。

アメリカ政府内にはウィルスは中国の研究所から漏れたという声もあるようで、今は非難の応酬で済んでいても、これがどこかのタイミングで「イラクの大量破壊兵器」と同列の疑惑にエスカレートしてもなんら不思議ではありません。そして経済の停滞への対応から世界がブロック化し、ブロック間での秩序争いから最悪の事態に発展、という過去の流れをなぞる可能性だってあります。

もちろんこんな予想は外れてほしいですが、今回のコロナの件だって「起こるはずがないこと」が短期間で起こるのだと思うとあながち楽観はできないなと思いつつも、大切な日々をかみしめて生きていくしかないのでしょうね。

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