先日、チェンマイ のイミグレーションにてタイの結婚ビザ(Oビザ)の更新申請をしてきました。
その時の手続き方法を備忘録としてまとめたのですが、同じような境遇の方がいらっしゃれば参考になるかなと思い公開します。
注意!
あらかじめご了承のうえ、参考にしてください。
自分のビザの種類
僕の更新したビザは、
Non-Immigrant Type-O
というビザです。
ひとくちにOビザといっても、この中にいくつかカテゴリーがあります。タイ人の家族ビザ、リタイヤメントビザ(いわゆる年金ビザ)、就労者(ワークパーミットを持っている人)の家族といった感じです。僕の場合は、タイ人の家族ビザということになります。
ちなみに、このビザだけでは就労はできません。日本においては「日本人の配偶者等」という在留資格があり、これを持っていると仕事や学業など、大部分のことが制限なく行えますがタイの場合は違います。
タイの家族ビザの場合、タイに滞在することを許可されるだけで、就労に関しては別途就労許可(ワークパーミット)を受けなければなりませんので注意してください。僕はタイで働いていないのでワークパーミットを持っていません。
タイで勤務されている方、さらにタイ人家族と結婚している場合などは勤務先に確認するのがベストと思います。
必要書類
では私のケースにおいて必要であった書類を一覧していきます。
T.M.30の報告を事前に済ませておく
これは2019年から追加されたルールで、TM30というフォームの提出を済ませていないと更新手続きを受け付けてもらえません。TM30の趣旨は
「不動産の所有者が外国人を滞在させる場合、その旨を24時間以内にイミグレーションに届け出なければならない」ことだそうです。
届出義務があるのは不動産の所有者で、この届け出を行うと、外国人のパスポートにTM30を受領した旨の紙切れが挟みこまれます。そしてこれがないと、ビザの更新申請を受け付けないというのです。
ちなみに、この法律は30年以上前から存在していたものの、それまでは厳格に適用していなかっただけなそうです。
「外国人を受け入れたらその旨を24時間以内に報告せよ」ってどこの軍国主義国家だよって思ったら、タイは今も実質的には軍事政権みたいなものですよね。
そして当然といえば当然ですが、この制度は相当不評なようですが、政府は上げた拳をただ下ろすわけにはいかないのか、現在アプリによる申請をできるように準備しているようです。あとはオンラインでの申請も可能とか。
アプリがいつから使えるようになるかわかりませんが、現状はタイ到着と同時にイミグレーションに届出を行った方が無難ですね。他の空港は知りませんが、チェンマイは空港からイミグレーションまで徒歩で行けますしね。
T.M.7 フォーム
ビザ延長申請をするためのフォームで、T.M.7と呼ばれています。
イミグレーションオフィスまで行けば取得できますが、インターネットからダウンロードすることもできます。
https://www.immigration.go.th/download/1486547929418.pdf
ダウンロードできない場合は、このページの一番下の「最新版のTM7フォームの検索方法」を参照してください。
フォームは裏表あるので、1枚の紙に両面印刷しましょう。
2ページに分けて印刷すると、ケチをつけられる可能性が高まります。
フォームは青いボールペンで記入しましょう。黒いペンで書くとケチをつけられる可能性があります。
裏面の署名欄の下あたりに、電話番号とメールアドレスを書いてください。
フォームには書く欄がないのですが、必須項目です。
Telephone: 090-XXX-XXXX
Email: xxx_xxx@gmail.com
みたいな感じで書いておけば大丈夫です。僕は妻の携帯番号を書いています。
このフォームを2セット作成します。まったく同じものを2セット作るなんて理不尽に思いますが、一つはバンコク(本部?)に送るためで、もう一つはチェンマイで保管するんだとか。コピーでもいいのかどうか不明のため、いつも手書きで2セット同じものを作っています。
上述のように、TM7フォームは青いペンで記入しましょう。
証明写真
TM7フォームの写真貼付欄に貼るための証明写真を2枚。
TM7フォームには、4x6cmとか書いてありますが、実際の写真を貼るスペースは、それよりもだいぶ小さく、実際には3.5x4.5cmです。
あと、過去にイミグレーションに提出した証明写真が余っていても、それは使い回さない方が無難でしょう。場合によっては過去数年分の申請書類を一つのバインダーとかに保管して見比べている可能性もあるので、そこで写真を使いまわしているとわかったらヘタにケチをつけられるかもしれませんからね。
写真は街の中にある写真屋さんで撮ってくれます。価格は100バーツから200バーツの間くらいが相場でしょう。
僕は、ハンドンのBIG Cの2Fにある、BIG CAMERAという写真屋さんで撮ってもらいました。
妻のIDカードの写し
タイの国民IDカードの写し。表と裏両方で2セット必要です。
余白部分には妻が青いペンでサインします。申請時は現物も持参しましょう。タイ人は常に携帯しているイメージがありますが、念のため確認しましょう。
妻のタビエンバーン
最初のページと、今住んでいる場所がわかるページの写し。2セットコピーして、全てのページに妻が青いペンでサインします。
僕たちの場合、妻の住民登録が妻の実家になっていて、実際に住んでいる家とは異なります。
実際に住んでいる住所と住民登録上の住所が異なっても大丈夫だそうですが、その場合は担当官の裁量で、両方のタビエンバーンのコピーと、現在住んでいる方の不動産の権利書のコピーを要求されたりすることもありました。念のため、関係書類の現物を持参しましょう。
夫のパスポート
最初の顔写真のページと、過去のスタンプが付いているページを全部コピーします。
あと、タイに入国した際にパスポートにホチキス止めされた「Departure Card(白地に青い字のあれ)」も表裏コピーします。
2019年からはさらに「TM30の受領書のページ」もコピーします。
これを2セット用意して、全てのコピーした紙に夫が青いペンでサイン。
当然ですが、当日はパスポートの現物も持参します。
パスポートのコピーに関しては、街のあちこちにコピー屋さんみたいなのがいるので、そこでお願いすると手慣れた手つきでやってくれます。料金はイミグレーションの近くなどの高いところで1枚2バーツ、ローカルな場所では1バーツやそれ以下の場所もあります。
パスポートが変わった年は要注意
年の途中でパスポートが切り替わった場合は注意が必要です。この場合は、事前に新旧のパスポートをイミグレーションに持っていき、古いパスポートに記録されている現在有効なビザや再入国許可の内容を転記してもらう必要があります。
その上で新しいパスポートのコピーを取って提出する必要があります。
この両方を同じ日にこなせないので、パスポートを更新した年は、前もって一度イミグレーションに行っておきましょう。
家までの地図
イミグレーションから家までの地図を手書きで書きます。
以前まではGoogle Mapsを印刷したものでもよかったのですが、今では手書きでないとダメです。
イミグレーションには専用の用紙があるのですが、イミグレーションのサイトを見ても見つけられませんでした。これに関しては、現地で同じ紙をくれるので、もらってから書いても大丈夫です。できれば、1枚余分にもらい、次の年からはそれをコピーして使うといいでしょう。そうすれば事前に準備することができるので、当日のストレスを軽減することができます。
これを2セット作り、妻と夫が青いペンでサインします。
銀行の残高証明書
まず、夫の名前で40万バーツ以上の定期預金を作り、40万バーツの残高を二ヶ月以上維持させておく必要があります。
その後、その口座の残高証明書を銀行を1通発行してもらい、コピーを1枚とります。
妻によると、発行日を含め2日以内のものだけ有効だそうです。
2020年追記
妻が銀行の人と会話して得た情報だと、一年ものの定期預金の残高証明の場合は、証明書は7日間有効だそうです。
しかし普通口座の場合は当日のみ有効だといわれたそうです。これはイミグレーションが確認したわけではありませんが、タイならばあり得る話だと思います。
銀行は9時とかから(場所によっては11時から)で、書類の発行日はイミグレーションにくる余裕などないので、来るとすればその次の日しかなく、遠方から来る人などはかなり無理があると思うのですが、真偽はいまだに不明です。
2020年追記
以前は、朝8時に来て番号札をもらわないと申請すらできなかったのですが、2018年くらいからは開庁時間後でも番号札をもらえるようになったので、朝銀行に行ってからその足でイミグレーションにくるというのは可能かもしれません。
とはいえ何かケチをつけられるのが不安なので、いつもイミグレーションに行く前の日に銀行に行っています。銀行ですが、僕はカシコーン銀行を利用しています。残高証明書は口座を開いた支店で行います。手数料は200バーツ。自分の通帳とパスポートを持参してください。
また、この口座は一切触れずに寝かしておくと信頼度が上がるそうです。
銀行の通帳
上記の口座の通帳の最初のページと最後の残高がわかるページのコピーします。コピーは2セット、夫が青いペンでサインします。当日は念のため、通帳の現物も持参しましょう。
もう残高証明をとっているのに、その上になぜ通帳のコピーが必要なのかはわかりませんが、今までずっと提出してきたので、大人しく提出しています。
スナップ写真
夫婦が家の前で写っている写真を4枚。
住所がわかる表札の前とか、家の敷地の中とか、部屋の中とか、違うところで4枚ほど撮ります。
スマホで撮り家のプリンタで印刷したもので大丈夫です。いちおう、光沢のあるフォトペーパーを使用しています。
家のプリンタが壊れていて、直す気も買う気もないので写真屋さんでプリントしています。スマホの中にある写真であれば、LINEやメールでそれを送信して印刷してくれます。
ちなみに僕は、Big Cの中にあるBig Cameraでお願いしました。
印刷された写真をA4の紙に2枚ずつ糊で貼り、余白に夫と妻が青いペンでサイン。これも2セットです。
重要
2020年追記
以前はスナップ写真については何もいわれなかったのに、今年は「セルフィーはダメ」とケチをつけられました。
曰く
- 写真は夫婦の全身が映っていること。つまりセルフィーは禁止で、誰かに撮影してもらえ
- 家の前、住所の表札が見える場所、キッチン、リビングルーム、寝室で4枚撮れ
とのことです。
タイの家族身分登録書
タイ語の書類で、コー・ロー22という書類です。
ここには、婚姻によって妻の姓が夫の姓に変わった云々と書かれています。以前は結婚証明書というものがあったそうですが、今はこれがその役割を持つとそうです。これがタイ側での婚姻を証明する決定的な書類になります。
表裏をコピーを2セット作り、表裏ともに夫婦が青いペンでサインします。
当日は原本も持参した方が無難ですが、これは役所にも原本がなく(?)、失くしてしまうと相当厄介なことになるらしいので取り扱いには特に注意しましょう。
日本の戸籍謄本の写し
婚姻の事実がわかる戸籍謄本の写しを提出します。これも2セットですね。ここ数年は「戸籍謄本の写し」をさらにコピーしたもので大丈夫でした。
謄本に関しては発行からどのくらいまで有効かはわかりませんが、日付とか細かいところまではあまり見ていない感じで、「発行から三ヶ月以内のもの」みたいなルールをなさそうです。おそらく、タイ側では上述のコー・ロー22が最重要書類なのでしょう。
とはいえ、念のため日本に帰国したときは戸籍謄本の写しを取るようにしています。
日本の大使館・領事館が発行する結婚証明書
日本の領事館が発行するMarriage Certificate(結婚証明書)という書類。この書類は在タイ日本大使館・領事館で申請します。申請には発行3ヶ月以内の戸籍謄本が必要になるのと、500バーツくらいの費用と1週間程度の時間がかかります。僕たちは、過去に一度取得した原本を写して何年も繰り返し提出していますがそれで何も言われません。
「この書類は古いから最新版のを持ってきなさい!」なんて突然言われたら大変なので、新しいものをとっておこうかなとか思うんですが、なかなか面倒でやっていません。
書類作成の注意点とコツ
ここでは、書類作成に関して問題になりやすい点やコツを紹介します。日本の役所では絶対に言われないような一見理不尽に聞こえることもあります。郷に入っては郷に従え、ここは反発せずに大人しく従っておきましょう。
「とにかく2セット」ルール
いつも理不尽に思っているのですが、全ての書類やコピーをとにかく2セットずつ持ってくるように言われます。
果ては申請フォームまで2セット、同じ内容で手書きします。聞けば、1セットはバンコクの本部に送付し、もう1セットはローカルの支部で保管するんだとか。内情は知る由もありませんが、電子的に管理していないのではないかと思われます。バンコクでやる場合は1セットでいいのかもしれませんが、チェンマイではとにかく2セットです。
「とにかくサイン」ルール
自分でコピーした書類には、とにかくサインするように言われます。原則として、妻の名前が書いてある書類は妻が、夫の名前が書いてある書類は夫が署名します。ただ、公的機関から発行された書類(戸籍謄本の写しなど)や、すでに他の人によって署名されている書類(銀行の残高証明書など)はサインしてはいけません。
と思いきや、人によってはこれらの書類にもサインするように言ってきます。明確な基準がわかりません。
「何でもかんでも署名したからって効力が変わるわけでもないし、偽装防止になるわけでもないだろう」
と内心いつも思っていますが、こちらは形式を重んじる主義のようですので、郷に入っては郷に従え、何も考えずにサインしましょう。
おそらく、何かあった時の保険というか責任を回避したいという役人の心の表れに見えます。
サインは青いペンで
これは、2018年になってから言われるようになったのですが、コピーした紙へのサインを真っ黒のボールペンで書いたら、
「サインからコピーか見分けづらいから、黒以外で」と言われました。
たまたま青いボールペンを持っていたので、それでサインしなおしました。たしか以前は、黒いペンで書けって言われた気がするんですが・・・
コピーは真っ白な紙で
過去の話ですが、店で買ってきたA4のコピー用紙がエコペーパーみたいな髪で少し黄色がかっていたんです。家にはちょうどその紙しかなく、特に気にもせずそれで申請書類を全て準備しました。
それを提出したところ、「紙の色がおかしい」と言われ、全ての書類を真っ白の紙で作り直すように指示されたことがあります。
その時、怒りで手がワナワナ震えましたが、黙って従うほかありませんでした。
職員曰く「審査する本部の人間がどう思うかわからないから」だそうです・・・
「紙が真っ白じゃないとあなたは書類が読めないんですか?」と声を荒げましたが、「私が要求しているんじゃない。上が要求しているんだ」と逆ギレされました。タイにおいては大きな声を出すのはタブーです。ましてや相手はタイではエリートで怖いものなしの警察なのです。皆さんも気をつけましょう。
地図は手書きで
家までの経路を示した地図を提出する時、前まではGoogle Mapsのイメージでもよかったんですが、今はダメになったそうです。
今は手書きで書いた地図しか認められません。現地へ行くと紙を渡されます。ヘタでも問題ないのでイミグレーションから自宅までの大雑把なルートを書きましょう。
要求されていないものは出さない
補助的な資料などは、必要と言われない限り提出しない方が無難です。
「この方がわかりやすいだろう」とかそういう親切心は無用です。
ヘタに余計な書類を提出したことでことがややこしくなることがあります。
向こうは常に同じ形式の書類だけを見たいので、見たことがないものが混ざっていると却って面倒だそうです。僕の場合、戸籍謄本を個人的に英訳した書類を親切心で提出したら面倒なことになりました。過去に要求されなかった書類は絶対に提出しない、これに限ります。
パスポートのコピーはコピーショップを活用する
2019年にイミグレーションの場所がプロムナーダから元の場所(空港の隣)に移転になり、コピーショップの場所も変わりました。
2019年2月現在、コピーショップは道路の反対側のガソリンスタンドの敷地内にあります。
おそらくですが、そのうちイミグレーションの敷地内にコピーショップと売店ができると思います。余談ですが、あの手の店は営業権を一度勝ち取ったら相当儲かるのでしょうね。
スナップ写真はセルフィー禁止
これは2020年に追加されたルールです。
とりあえず、写真は夫婦ともに全員が写っていないとダメだそうです。そして撮影場所に関しては
- 家の外で、表札の前など住所が分かる場所
- キッチン(ダイニングルーム)
- リビングルーム
- ベッドルーム
これらの場所で撮影してくるようにいわれました。
2020年は朝6時半から並んでたんですが、9時前に書類チェックの人にこの問題を指摘され、写真を取り直してもう一度並べといわれました。
そういう変更があるのならイミグレーションのウェブサイトとかで教えて欲しいものですが、あのサイト、偉い人がどこそこを訪問したみたいなニュースはマメに載せてるくせに必要書類の詳細などどこにも載ってなさそうなんですよね。僕がタイ語が読めないから見落としているだけかもしれませんが。。
2020年の更新申請の実際の流れ
では最後に、2020年の申請手続きを時間軸でまとめてみました。おおよその雰囲気と待ち時間が伝わればと思います。
前日まで
申請書類を全て準備しておきます。銀行の残高証明書は、前日に取得します。
6:20 - 到着
2018年まではプロムナーダというショッピングモール内にあるイミグレーションオフィスで手続きをしたのですが、今は再び空港近くのイミグレーションオフィスに場所が変わっています。新しい庁舎が完成したので今後はずっとここで業務を行うようです。
僕たちは午前6:20に到着しました。この時間であればまだ駐車場にも空きがあります。
着いたときはまだ正面の入り口が閉まっていましたが、すでに20人以上が並んでいたので最後尾に並びます。
6:30 - 開門
6:30くらいになると制服を着た職員が現れ、正面の入り口のドアを開けます。
そして外に並んでいた順番通りに中の椅子に座るようにいわれます。
そしてこの職員が簡単に書類をチェックして番号札を配ります。
2020年はビザの種類不問で同じ番号札を配っていました。僕たちが受け取った番号はたしか29番で、番号札には
「8:30に再び並ぶこと」
と書かれています。
8:30 - 中央受付がオープン
8:30になると中央の受付カウンターに職員が立ち、朝の番号札を受け取った人たちの書類をチェックします。
チェックが済むと本当の番号札をくれるようです。
朝もらった番号は29だったのですが、みんな無秩序に並んでいたので、8:30よりも前から中央カウンター付近に陣取っておけば、多少の時短になりそうです。これを「割り込み」というのかもしれませんが、仮の番号札をもった人をしっかりと並ばせないのは向こうの落ち度ですし、最近はいろんな国の方がいてマナーがいい人ばかりではないので、多少アグレッシブに攻めないといけないという事情もあります。
8:50 - 書類の事前チェックが行われる
中央カウンターにて、書類の事前チェックが行われます。後にベテラン職員様が申請を受け付ける前段階に若い職員が、あからさまな不備がないかチェックする段階です。
今年は、ここでスナップ写真がセルフィーではダメだとケチをつけられます。
「写真を撮り直して出直してこい」
と言われます。
「そんなルール聞いてないよ」(去年まではそんなルールなかった)
といいたいところですが、若くとも敵は競争率ウン百倍の試験を勝ち抜いたエリート官僚様です。
僕らのようなカースト外のボウフラのような寄生虫外国人に大声で面罵されるなど王国警察のメンツにかけて許されることではないのです。
そんなときは
「これがタイのお役所クオリティ」
と諦めるしかありません。なんて毒づいていますが、実際のところイミグレーションのサービスは年々改善されています。日本もお役所のサービスはかなり改善されましたが、これは世界的な傾向なのでしょうかね。
9:20 - 自宅で写真撮影
大急ぎで帰宅し、写真を撮影しなおします。
上の娘はチェンライに、下の娘は学校に行っていないので、外にいた掃除のおじさんにお願いして写真撮影してもらいました。
9:50 - BIG Cでプリント
家のプリンタはとっくの昔に壊れていて新しく買うつもりもないので、写真やコピーは外でやると決めています。
空港近くのBIG Cの2FにあるBIG CAMERAがすでに営業していたのでそこへ行き写真をプリントしてもらいます。
10:35 - イミグレーションに到着
再びイミグレーションに到着。
再び「事前書類チェック」を受けるべく、中央受付カウンターに向かう列に並びます。
10:55 - 事前書類チェック完了、番号札配布
事前書類チェックが完了し、本物の申請をするための番号札をもらいます。番号はL59。LはLong Termの略。
今年からは、家族とかリタイヤとかビザの種類ではなく、長期(Long Term)か短期(Short Term)で分けている模様。
電光掲示板を見ると、L40が処理中なので、後20人ほど。
13:00 - 番号が呼び出される
12:00〜13:00はお昼休みで業務が停止するかと思っていたのですが、驚いたことに今年は昼の時間も仕事をしていました。
そして13:00になってようやく番号が呼び出されます。朝6:30に着いてから7時間弱。ようやくビザ更新申請の土俵に立てます。
13:55 - 申請が完了
番号が呼ばれたら申請書類を手渡してハイ終わりとはならず、呼び出されたカウンターであれこれと追加書類を作成したりサインをされられます。
事前に準備できる書類ならしますが、書類の大部分は担当官がその場で作成する必要があるもののようで、その作業を見守りつつ、時折サインを求められたらサインをします。
呼び出されてから55分。昨年まではカウンター内の各担当官のデスクの前に座っていたのですが、今年からはカウンターの外に立ったままです。1時間ほど立ちっぱなしでしたが、無事に申請は受理されたようです。
やっと帰れると思いきや、別のカウンターからパスポートを返却するので待機するようにいわれます。
14:10 - パスポートが返される
待つこと15分。やっと自分の名前が呼ばれ、パスポートが返却されます。朝6:30にイミグレーションについてから8時間弱。無事(?)申請を終えることができました。
審査の結果は、1ヶ月後に来るように言われます。まあよほどの問題があれば前もって連絡が来ると思いますが、今までは特に問題なかったので今回も大丈夫だと思います。しかし長かった・・・・
参考
最新版のTM7フォームの検索方法
上記のリンクが使えない場合、Googleで「Thai TM7」と検索してみてください。イミグレーションオフィスのサイトにある、TM7のリンクを検索することができます。
ポイントは、[PDF]と書かれている項目であることと、リンク先のアドレスがimmigration.go.thであることです。
それ以外のサイトからもダウンロードできることがありますが、あくまで公式版は本家のサイトから取得するのがいいでしょう。