Macを10.15.4に更新した後にSSHで妙な問題が発生する現象が起きることがあります。
僕自身も影響を受けていたのですが、解決策があったのでご紹介したいと思います。
発生した現象
僕の環境で起きたのは、Gerritサーバーとのgitコマンドがハングしたような状態になるという問題でした。
どうやら、Macが10.15.4に更新された時にSSHが更新され、それが原因のようです。
すべての人に発生しているわけではないものの、8192番ポート以上のポートとのSSH接続をする際に問題が発生するようです。
人によってはポート8192以下で問題が発生したりすることもあるようですが、Mac側に何らかの問題がありそうです。
僕が問題に遭遇したGerritはSSHでポート29418を使っているので合点が行きました。
対処策1 - Home Brewでopensshをインストールする
問題はMac付属のOpenSSHなので、HomeBrewのopensshをインストールすることで問題を回避できます。
対処策2 - /etc/ssh/ssh_configを修正する
最初は上記の対処策1を行なっていたのですが、後になってApple純正のOpenSSHに対する解決策があると知りました。
その方法は、
/etc/ssh/ssh_configファイルのConnectTimeoutの設定を確認し、設定が0だったりコメントアウトされている場合は
ConnectTimeout 5
という一行を書き加えるだけです。
ファイルを修正後、すぐにSSHとそれに依存しているgitの問題がなくなりました!
参考URL: