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子供のお絵描き用にiPad AirとApple Pencilを買ってみた

先日、中学一年生の子供にiPad AirとApple Pencilを買いました。

じつは以前、この子に安いペンタブレットを買ってあげたのですが、あれからもう3年が経っていたようです。時が経つのは早いですね。

子供に安いペンタブレットを買ってみた

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購入にあたっては、普通のiPad、iPad Pro、iPad Airのすべてが選択肢に上がり、かなり悩んだのですが、最終的にiPad Air 256GBモデルを購入することにしました。子供のお絵かき道具に高い買い物をすることになりドキドキしましたが、とても気に入っているようなので買ってよかったなと思っています。

そこで今回は、クリエイティブ用途にiPadとApple Pencilの購入を検討している方に僕たちの選んだ基準をお伝えしたいと思います。

SIMカードが入るCellularモデルは除外

まず最初に、どのモデルを買うにせよSIMカードが入るCellularモデルではなくWiFiのみのモデルを買うつもりでした。過去にタブレットを買った時はとにかうSIMが入ることを重視していたのですが、実際に買ってみるとそもそも外に持ち出して使うということがほとんどなかったのです。

どうしても通信がしたければ、一時的にスマホをWiFiアクセスポイントにするか喫茶店などでアクセスポイントを探せば事足ります。

SIMを維持するだけでも固定費がかかるので、僕たちはSIMモデルは必要ない、同じお金をかけるならストレージ容量を増やしたほうがいいと思っています。

iPad Miniも除外

今回はお絵かきをしたかったので、iPad miniでは小さすぎるだろうということで、これも選択肢から除外していました。

最初は無印のiPadに惹かれる

最初に注目していたのはiPadでした。正式名称がわからないのですが、iPad AirでもなければiPad Proでもない「普通のiPad」です。ここでは便宜上「無印iPad」と呼びますね。

無印iPadに惹かれた理由はなんといっても価格です。かなりストレージが小さいですが、32GBなら34,800円から、128GBモデルでも44,800円で買えます。

32GBモデルは除外

少しだけ逸れますが、このストレージ容量の設定の仕方が本当にAppleは商売上手というかイヤらしいです。

32GBが34,800円とありますが、これは「34,800円」の「〜(から)」の部分を安くて魅力的に見せるためだけに用意されたモデルで、多くの方にとっては「地雷」になると思います。

仮に写真などのデータのほとんどをクラウド上に退避したとしても、32GBしかないといろんなところで問題が発生します。最近のiPad OS(iPadそのものを動かすための基本システム)の容量も大きいので、購入時点ですでに半分近い容量が使われています。そこにシステム更新などがあるとそのたびに使う容量も増えるので、32GBは最初から除外しましょう。

かくいう僕も、過去に何度も一番小さいストレージ(当時は16GBというのが普通にありました)のモデルを買って後悔しました。

「どうせ大したことしないし、全部クラウド上に置くから大丈夫だよ」

なんてたかをくくっていたのですが、システム更新のたびに空き容量は減っていくし、アプリが勝手にキャッシュ(一時的なデータ)を作って容量を圧迫するし、空き容量が少ないとシステム更新すらできなかったり、勝手に使ってないアプリを削除されたりと、いつも容量不足の問題に悩まされ本当に後悔しました。

なので最低でも64GBくらいのものを選ぶといいでしょう。お絵かきならばそんなに容量を使いませんが、動画や画像の撮影や編集なども考えているのであれば64GBでもかなり窮屈になるでしょう。

無印iPadはディスプレイが少し残念だった

Appleストアに着くと、まず無印iPadでApple Pencilの書き心地をテストしてもらい、続いてiPad Air、ついでにiPad Proも試してもらいました。

すると何やらここで暗雲が。どうやら無印iPadの書き心地だけが劣っているようです。無印iPadはApple Pencilの先端とと液晶の間に微妙な隙間があり、ダイレクトに描いてる感が欠けるようなのです。

そういわれて試してみると、たしかに違う気が。それに無印iPadは、ディスプレイがやたらテカテカしているし、液晶を覆っているガラスが分厚いのです。そしてペンが画面に触れる時の音とか感覚がなんともいいづらいのですがチープな感じというか違和感があるのです。

どうやらこの違いは「フルラミネーションディスプレイ」と「反射防止コーティング」にあるようです。あとは表示色の正確性もiPad AirやProと比べて多少劣るようです。

Apple Storeでモデルを比較

 

このようにディスプレイ周りでは無印iPadだけが足りないものが多く、それが違和感につながったのかもしれません。

ただ同時に思うのは、もし無印iPadだけを単体でテストしていたらそもそもこの問題に気づかなかったと思います。iPad AirやiPad Proに比べて劣るとはいえ、今まで使っていたペンタブレットでは絶対にできなかった「スケッチブックのように直接書き込める」という直感的な使い方ができるわけですからね。

レスポンスに関しては無印iPadでも全く問題ありませんでした。線をひいてからディスプレイに表示されるまで非常にスムーズで全く遅延を感じません。

「スキマ問題」も慣れの問題だともいえるのであまり敏感になる必要もないと思いますが、子供も値段が高くなることを遠慮しつつも思った以上に気になっていたようなので、心配な方はお店で試してみたほうがいいかもしれません。

↑↑無印iPadだとペン先と実際の線の間にギャップが見える↑↑

↑↑フルラミネーションディスプレイはペン先と実際の画面上の線が同じ位置に↑↑

AppleInsiderより引用

僕「どうせならiPad Proにすれば?」

廉価版の無印iPadが選択肢から外れたところで、僕の心の中で「iPad Airだってそんなに安くないし、いっそのことiPad Proにしちゃえば?」という声が聞こえてきました。

iPad Proはもちろん高いのですが、やはり手に入る限りの最高グレードなわけですからこれを買えば不満が出ることもありません。ただ僕たちの目線から見たメリットは、第二世代のApple Pencilが使える点くらいなのです。第二世代のペンはiPad Proの上にポンと乗せてワイヤレス充電できるので、充電忘れがなくなりいつも充電された状態で使えます。

しかし妻は「いやそれだけのためにこの値段は出す価値は必要ない」といいます。

多数決でiPad Airに決定

たしかにお絵かきがしたいという目的を考えればiPad Airでも十分すぎる性能だし、自分以外は全員iPad Airがいいということで、多数決でiPad Airを購入することにしました。

256GBモデルにした理由

iPad Airのストレージ容量は64GBか256GBか選べますが、256GBにするとそれだけで15000円近く高くなってしまいます。

最初は64GBで十分と思ったのですが、若い子はゲームとかも遊ぶので64GBですら足りないんじゃないかと心配になり、大事をとって256GBにしました。ホントは128GBモデルがあれば完璧だったのに、それを敢えて用意しないアップル…

アップルはストレージ容量の価格差で儲けているなんていいますが、本当にアコギというか商売上手です。それでもiPadとApple Pencilのコンビは本当に素晴らしいし、アップルしか作ってないんだから買うしかないんですね😭 (僕は完全なアップル信者です)

大半の場合は64GBで足りると思う

ただ大半の方は64GBで足りる方と思います。

僕自身が持っているタブレットの容量は64GBで、普段は本や雑誌、YouTube、映画、ウェブを見る程度でゲームはやらないので容量はかなり余裕があります。

お絵かきの画像データもそこまで大きなものではないので心配ありません。容量を食うのは高画質の動画や画像、アプリ(主にゲーム)なので、ヘビーな使い方をしない限りは64GBで十分だと思いますね。

下の画像は僕のiPadのストレージの使用状況です。僕はタブレットに関してはライトユーザーなのでかなり余裕がありますね。

ライトユーザーのストレージ使用量

紙っぽいタッチのフィルムもつけた

あと、その場でフィルムも購入して付けてもらいました。

オススメされたのは紙っぽいタッチのフィルムでした。なんか表面がザラザラしていて、ペンで書いた時に本当に紙に書いているような感覚を得られます。薄さはかなり薄いのでペンの使い心地にも影響しませんし、反射もしづらくなるのでオススメです。

こんな感じの商品ですが、他にもいろいろあるのでお好きなものを探してみてください。

お絵かきアプリはProcreate

そして最後の仕上げは、お絵かき用のアプリです。いろいろなアプリがありますが、ちょっと調べてみると圧倒的高評価なのは「Procreate」というアプリです。

Procreate

これは有料で1200円(2020年2月時点)なのですが、一度買えばあとはずっと使えるので、他のアプリを不満をいいながら使うのなら最初から最高評価のものを買うのがいいかなと思い購入しました。ちなみに、iCloudの家族共有を設定してあれば一度の購入で家族全員で共有できます。

YouTubeでお絵かきチャンネルを始めてみた

そしてせっかく購入したのだからと、絵を描く様子を録画させてもらうことになりました。

そして録画した絵はYouTubeにアップロードしています。作者も動画作成も素人ですが、iPad AirとApple Pencilで実際にお絵かきをする様子がご覧いただけます。

Japan Cartoon Drawingチャンネル

本人は「自分の手を見るのも、絵を描いている様子を見るのも恥ずかしい」といって自分の動画をみようともしませんが、録画をされること自体には反対していないのが幸いです。

彼女が将来どんな人生を送るのかは本人次第ですが、もし自分の好きなことを活かせる人生を選べるのであれば、もし僕がその手伝いを少しでもできるのならお互いに幸せかもしれません。

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