最近、僕が滞在しているチェンマイの大気汚染の状況が非常に悪くなっています。
ニュースを見れば「〇〇市の大気汚染が過去最悪レベル」とかのヘッドラインが出ることもありますが、毎日自分が住んでいる地域の情報を上げてくれるわけでもありません。そこで今回は、自分自身で大気汚染の状況をチェックできるウェブサイトと見方をご紹介します。
大気汚染の状況を確認する方法
世界の大気汚染の状況は、
というウェブサイトから閲覧できます。Air VisualはスイスのIQAir社によって開発されたウェブサイトで、世界の大気汚染の状況をAQI(Air Quality Index - 空気質指数)として数値化しています。
たとえば、現在僕が滞在しているタイのチェンマイにおいては、以下のような数値となっています。
AQIは419となっています。この数値は世界でもダントツの1位となっています。ガスマスクのようなアイコンからもわかるように、極めて深刻な汚染状況であることがわかります。
ちなみに、この日に日本でもっともAQIが悪かったのは大阪市で、AQIは44でした。
視界は200メートル先の信号が霞んでみえたり、晴天にも関わらず空が白く、太陽が直視できるほど霞んでいたり、いつもは見える山が全くみえなかったり、目がしみたりと、汚染の深刻さを感じ取れます。
外国に住んでいる方は、「自分の住んでいる場所は大丈夫」と思わず、定期的にAQIをチェックして、深刻度を認識しましょう。
AQIの数値の見方
AQIは空気質指数と呼ばれる指数で、アメリカ合衆国環境保護庁が定めたものです。大気汚染物質濃度を数値化したもので、大きく6つのグループに分けられています。
色 | 指数 | カテゴリ |
緑 | 0 - 50 | Good (良) |
黄 | 51 - 100 | Moderate (並) |
橙 | 101 - 150 | Unhealthy for Sensitive Groups (敏感なグループに健康によくない) |
赤 | 151 - 200 | Unhealthy (健康によくない) |
紫 | 201 - 300 | Very Unhealthy (極めて健康によくない) |
栗色 | 301 - 500 | Hazardous (危険) |
参考: Wikipedia
この指数を元にお住いの地域の大気汚染状況を確認して、汚染状況が悪いときはマスクの着用に加え、外での活動は控えるなど、自衛策を講じましょう。